私だけの世界

 

 

 

木漏れ日の揺らぎのように、

毎日移り変わる心を、

必死で呼び留めている。

 

戻る場所を決めて、

自分の存在を図るの。

 

夕暮れの台所に

懐かしい匂い。

迷いながらでも少しずつ、

進んでいることを

耳打ちする。

 

ひかりのおと

ささやく葉

めのおくに香るみどり

あすをみつめる耳

 

ここに存在する

私だけの世界

 

会いたい人に、

会える日はくるのだろうか

それとも私が会いに行くのかな

 

肝心なことを運命に

任せてしまいがちな毎日。

 

ガランとしたリビングに

懐かしい面影。

思い出すものの数は、

いつの間に

増えたんだろう。

 

ゆめのなまえ

滴るきおく

けむたい夏

きのうを手繰り寄せる足

 

寂しさと共存する

私だけの世界