正しいこと

 

 

映画、「万引き家族」を見た。

 

女の子の、最後の表情が印象的だった。

 

何を見たのだろうか。

 

だれかが迎えに来たのだろうか。

 

そうであってほしいと、願ってしまった。

 

それぞれが"正しいこと"を探して、

 

自分の、家族の、生活を守り、捨て、生きる。

 

お父さんや、お母さんや、こども、おばあちゃん。

 

大人、社会人、犯罪。

 

そうであるべきこと、の、形。

 

社会の常識から外れて、幸せであること。

 

社会の常識の中にいて、不幸せであること。

 

傷つくこと、癒えること。

 

安定していること、不安定であること。

 

尊いこと、無造作であること。

 

綺麗であること、汚いこと。

 

それぞれの、正しさで、

 

それぞれの、必死さで、

 

目の前の愛情を汲み取ること。もぎ取ること。

 

全てにおける、そもそもの、定義。

 

それが、曖昧であることを知って、

 

安心して不安になった。

 

なるべく、一人でも多くの人が幸せであって、

 

自分も幸せであること。

 

それが、安全であれば、何でもいいと思う自分と、

 

だれもいない、不安定でもいいから、

 

どこかに行って、暮らしたい自分がいることに気づいた。

 

でも、きっと、こうやって、

 

逃げると、いつもと同じだ、とも思う。

 

つらいことと一緒に、大事なものもなくなってしまう。

 

逃げることも必要だけど、重ねることも同じくらい必要である。

 

どちらかだけである必要はない、ということを、

 

学ぶ時なのかもしれない。